緊急事態宣言下の歯科治療について
2021年1月12日
地域の皆様へ
先日、宮崎県において爆発的にコロナ陽性患者数が急増し緊急事態宣言が発令されました。新型コロナウイルスの感染拡大のついては、特に気温の下がるこの季節は大いに懸念されるところです。
特にご高齢の方、あるいはご高齢の方と同居されるご家族の方には、外出はできるだけ控えようと思われている方も多いかと思います。歯科医院での定期検診・メンテナンスにおいても『今月はやめておこうかな』とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし定期的なお口のケアを怠ってしまい、衛生状態を悪くしてしまうことで、お口の中で細菌が増殖しやすくなってしまいます。お口の中の細菌は、食べ物や飲み物などと一緒に体内へ流れ込み全身を回ります。これにより全身の免疫力が低下し、感染症にかかるリスクが上がることも。
つまりお口の中を清潔に保つことは、新型コロナウイルスなどから全身を守ることに繋がるのです。(口腔ケアは新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザなどの予防にも効果的であることがわかっています。)
また従来から言われていますように、歯周病菌は血液や呼吸器内に入り込むことで心筋梗塞・動脈硬化症・肺炎・早産などを引き起こしやすくします。新型コロナウイルスだけでなく、日頃の健康管理のためにもお口の衛生状態を保つことは、とても大切なのです。
当院は新型コロナウイルスに対する感染対策も万全です。
患者様に使用した器材などは全て洗浄・消毒・滅菌を行っております。受付には非接触式アルコールディスペンサーを設置し、最新の空気清浄器にて院内の空気清浄化にも務めています。
また、治療中に出る歯の削りカス、その中に含まれる血液、細菌、金属片など目に見えない細かい粉塵が飛び散らないように口腔外バキュームと呼ばれる、歯科用大型粉塵吸入器にてエアロゾル飛沫感染防止を行なっております。
感染症は新型コロナウイルスだけではありません。歯科医師や歯科衛生士は、新型コロナウイルスが流行する以前より、感染症対策の徹底を求められ続けてきました。
今月も安心して、定期検診やメンテナンスにいらしてください。